息を深く吸えない原因は胸の前の硬さが原因です
「息が深く吸えない」
「気づくと呼吸が浅くなっている」
「深呼吸しようとしても胸が広がらない」
このような症状で悩んでいる方は少なくありません。
実際に当院に来られる患者さんの中にも「呼吸が浅い感じがする」「息苦しいわけではないけど吸えない」という相談を多く受けます。
多くの方が「肺の問題?」と考えます。
しかし、実際には、呼吸が浅くなる原因は肺ではなく呼吸の仕方にあることが多いです。
特に多いのが、胸の前が硬くなっているケースです。
胸の前が硬くなると肋骨の動きが制限され、結果として呼吸が浅くなってしまいます。
今回はこの呼吸について話していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。
呼吸が浅くなる本当の原因
呼吸が深くできるかどうかは横隔膜や肋骨の動きに大きく関係しています。
人が息を吸うとき、胸郭は肋骨が広がる(伸展)動きをします。
この動きがあることで胸が広がり、肺が膨らみ、空気をしっかり取り込むことができます。
しかし胸の前の筋肉や組織が硬くなるとこの動きが起こりにくくなります。
特に硬くなりやすいのが、
- 胸の前の筋肉
- 肋骨周囲の組織
- 前側の胸郭
です
これらが硬くなると肋骨が広がらなくなり、頑張って息を吸っても胸が広がらない状態になります。
その結果、呼吸が浅くなってしまうのです。
呼吸が浅い人に多い身体の特徴
呼吸が浅い人にはいくつかの共通する身体の特徴があります。
【特徴①】胸の前が硬い
デスクワークやスマホ時間が長い人は胸の前が硬くなりやすいです。
この状態になると胸郭が広がりにくくなります。
【特徴②】肩が前に入る
肩が前に入る姿勢は胸の前側を縮めます。
この姿勢が続くと呼吸の動きが制限されます。
【特徴③】横隔膜が使えていない
本来の呼吸は肋骨や横隔膜が連動して行われます。
しかし横隔膜がつかえていないと浅い呼吸になってしまいます。
こうなると、
- 疲れやすい
- 集中力が続かない
- 首や肩がこりやすい
といった不調につながることもあります。
呼吸を深くするエクササイズ
呼吸が浅い人におすすめなのが前縦隔を広げるエクササイズです。
前縦隔拡張エクササイズ
胸の前を広げながら呼吸を行うことで動きを改善していきます。
【やり方】
①仰向けになります
②両膝を横に倒します
③倒した膝と反対側の腕の頭の方向へ伸ばします
④この姿勢のまま呼吸を繰り返します
⑤5秒かけて吸い、5秒かけて吐く
※鼻で呼吸を行いましょう
これを10呼吸繰り返します。
なぜこのエクササイズが効果的なのか
一般的なストレッチは筋肉を伸ばすことが目的です。
しかし、このエクササイズは呼吸と胸郭の動きを同時に改善することが目的です。
呼吸をしながら胸郭を広げることで肋骨の可動性が高まり
- 呼吸が深くなる
- 胸郭が広がる
- 姿勢が改善する
といった効果が期待できます。
実際にこのエクササイズを続けることで「呼吸がしやすくなった」「胸が開く感じがする」と感じる方も多くいらっしゃいます。
呼吸が浅い状態を放置するとどうなるか
呼吸は身体の機能に大きく関わっています。
呼吸が浅い状態が続くと
- 首こり
- 肩こり
- 疲労感
- 集中力低下
などが原因になることがあります。
また呼吸が浅い人は姿勢が崩れていることも多く
- 巻き肩
- 猫背
- 反り腰
といった問題につながることもあります。
呼吸は根本から改善したい方へ
呼吸の問題はストレッチだけでは改善しないこともあります。
なぜなら呼吸は肋骨・横隔膜・背骨・股関節・姿勢など身体全体の動きが関係しているからです。
当院では
- 呼吸の状態
- 肋骨の動き
- 姿勢のバランス
- 身体の使い方
を評価しながら呼吸が深くできる身体の使い方を再教育しています。
呼吸が浅い状態を改善したい方は一度身体の動きをチェックしてみませんか?
深い呼吸ができるようになると身体の疲れにくさを実感できる方も多くいます。
ぜひご相談ください。




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